当社が採用しているWebサービスや開発ツールまとめ

当社が採用しているWebサービスや開発ツールまとめ
2016年8月17日 No Comments IT技術,経営 k.tsukada

こんにちは、塚田です。Edgeneer LLC にて経営、バックオフィス業務、PMO、PM、技術選定、アジャイルコーチ、エンジニアなどを行っております。

今回は、今現在(2016/8時点)に当社で採用している有償/無償のWebサービス・開発ツールなどを採用しての効果、経緯などを含めてご紹介したいと思います。
当社では主にITの受託開発や自社サービスの開発を行っており、複数のプロジェクトをアジャイルのスクラムで同時進行していますので、そういったシチューエーションに関する情報が中心となります。(受託開発+アジャイルの手法などをご質問受けますが、それは別の記事にでも)

流れとしてはバックオフィス社内ツールプロジェクト運営開発ツールその他でご紹介します。

 


会計ソフトfreee


見積書・請求書の発行の頻度が高く、会計の知識も無かったため、会計ソフトは必須でした。

freeeは見積り書と請求書をオンラインで発行でき、請求日や決済期日が近くなった際に教えてくれるので、請求漏れ・入金漏れが無くせます。日々の仕分けについては、会計の知識が無い私でもあまり困りません。いざとなったらチャットや電話サポートがついています。

起業当初など、キャッシュフローや売上計画などはExcelでちまちま作っていましたが、資金繰りレポートや収益に関するレポートも色々な視点でリアルタイムで確認できるので便利です。また、会社の法人口座を同期させることにより、口座への入金と請求取引の消し込みを自動予測してくれ、さらに自動予測ルールをカスタマイズしていくとほぼ自動化できます。

経費の登録も導入前は溜まった領収書を処理するのが面倒だったのですが、freeeのアプリから領収書を撮影すれば画像とOCRで取引内容を予測して保存してくれるので劇的に楽になりました。

導入検討時にはMFクラウド会計と受発注管理のBoardらと悩みましたが、会計の素人でも分かりやすかったので、freeeを採用しました。(あと営業の方が一生懸命でした笑)

Boardに関しては会計ソフトではないですが、受託開発に特化した受発注管理が可能で、見積書・発注書・発注請書・請求書などが簡単に作成できます。案件の確度で売上予測が立てられたり、さらにfreeeに請求情報が連携できるのでとても良かったのですが、現時点でそこまで必要ではなかったため、見送っています。そのうち導入を再検討したいと思います。

ちなみにfreeeでは見積書・納品書・請求書しか出力できません。明細も文字数に制限があり、表現できないことがあります。この辺りをBoardならば解決できそうです。

 


給与計算ソフトfreee


給与計算は同じくfreeeを使っています。(料金は会計ソフトfreeeと別)

事業所情報や社員情報を設定し、従業員に専用アプリで勤怠時間を入れてもらうと簡単に残業や社会保険、住民税などを考慮した給与を計算してくれます。確定金額を会計ソフトfreeeに取引として連携できるのでほぼ数クリックで給与計算業務が終わってしまいます。振込用のCSVファイルも作成できるので支払いも簡単です。

勤怠入力や給与明細を確認するアプリがあるので、従業員に使ってもらっています。ただ、このアプリの認証周りが怪しく、起動するたびにログインを行わないといけません。(改善を希望します!freeeさん)

 


Google Apps

グループウェアは競合がたくさんありますが、プライベートと仕事を分けてGMail、GoogleDrive、GoogleGloups、Googleカレンダーなどが使えるのは、やはり便利です。

当社では社内に物理サーバーを持たない主義なので、1人ストレージ25GBは助かっています。ちなみに各ファイルは所有者となっている人の容量を消費していきます。なので所有者以外はマイドライブなどに共有ファイルを放り込んでもDrive上の25GBの容量を消費しません。

各メンバーはメインマシンがMacでセカンドマシンがWindowsを使用しているのですが、各マシンにGoogleDriveの同期アプリをいれることにより、ファイルサーバー感覚で全てのマシンでの同期ができています。

 


Atlassian Confluence

ここからは開発関連のツールです。

チームの開発ノウハウや、プロジェクトのトラブルシューティングやQ&Aをページとして管理できるサービスです。簡単に言うとWikiですね。

以前より、チームのノウハウやプロジェクトごとのノウハウなどのナレッジが散らばったり、属人化してしまうのが課題でした。

そのため、似たようなドキュメント共有サービスである、QiitaTeamやesa.io、DocBaseなどと比較検討していましたが、価格の安さ(10人までなら20$)、高機能なウィジェットが使える、Atlassian製品同士の連携などを理由にこちらを採用しました。

Confluence上で受託案件や自社サービスの要件を定義し、そこから数操作でJIRAの課題に一括登録が可能できるのが可能です。また、お客様や他会社にドキュメントを渡す場合は、WordやPDFでエクスポートし、多少加工すれば渡すことが出来ます。(PDFは日本語フォントの登録が必要です)

チーム内でもハマったことや作業が発生したらConfluenceに書き込むクセがついてくると、まずググるのではなく「困った時はConfluence」という文化を作ることができます。

毎回、同じ問題でググッて正しい情報を精査して試行するのはもったいないので、そういった意味でもConfluenceに情報をため、情報をアップデートしていくのが正解だと考えています。

 


Atlassian JIRA

当社では受託開発も自社サービスでの開発もアジャイルのスクラムを採用しています。以前はTrelloをベースにBrabioのガントチャートなどと併用していたのですが、課題を表すカードが大きいため、パッと見でタスク量を把握できないことや、作業の時間管理がしづらいこと、2つをメンテしなければいけないこと、などが課題でした。

これらに代わるものとしてSmartSheetWrikeBrabioなどを比較検討しましたが、価格面と他ツールとの相性、アジャイルチームにマッチする理由でJIRAを採用しました。

JIRAはアジャイルチームのためのプロジェクト管理ツールです。各課題も見やすく、高度なカスタマイズも可能ですので、受託案件などプロジェクトごとに柔軟に対応できます。各個人が複数プロジェクトを横断してスプリント内のタスク管理することができます。ただし、高機能すぎるため、学習コスト・導入コストは正直かかります。(費用は20$/月10人)

後述するPortfolio for JIRABitbucketなどのAtlassian製品との連携が強力です。各課題からのアクションでBitbucketのリポジトリからブランチを作ったり、プルリクの応酬を確認できたり、アクティビティログをHipChatに流したり。全てタスクを開始するときにJIRAを起点に進められるのがとてもよいです。

 


Atlassian Portfolio for JIRA

前述しましたが、複数の受託案件や自社開発が並行で走っているとリソース管理が複雑になってきます。

  • ・誰がどこの時点で空いてくるのか
  • ・各メンバーの負荷は適当か
  • ・この新規案件をこの納期に仕上げるにはどんなスキルのメンバーが足りないのか
  • ・各プロジェクトの進捗状況を一覧で把握したい
  • ・自社サービスの次のリリースはいつごろ可能なのか
  • ・誰に仕事をふれるのか
  • これらを予測・計測できるのがPortfolioです。
  • 日本人はガントチャートが好きですが、このツールでやっと当社はガントチャートを脱却できました。(ガントチャートとは異なったツールです)

デイリースクラム(朝会)ではPortfolioを見ながらプロジェクトごとに各自、報告しています。

 


Atlassian BitBucket

Atlassian製のGitホスティングサービスです。5人まではプライベートリポジトリが無制限に使えるので、Githubよりも、少人数チームには合っています。ずっと使っていたので今でもこちらを使っていますが、プルリクのレビューの仕組みが強力なのとJIRAとの連携でより手放せなくなりました。

GitをCUIで操作するのもよいですが、慣れていないメンバーでも理解しやすいように同じくAtlassian製品のSourceTreeを併せて使っています。リモートにHerokuのリポジトリを登録してPushすればそのままデプロイできるのも便利です。

 


Atlassian Hipchat

チーム用チャットツールです。以前はSlackを使っていましたが、ボットはほぼ同じ事ができますし、なによりJIRAConfluenceからの連携設定が簡単なのでこちらに移行しました。

基本的には課題ごとのやり取りはJIRAのコメント欄で必要なメンバーにメンションをつけて行っており、プルリク通知・各アクティビティなどはHipchatに集めています。

雑談や、即時性があるものもHipchatです。

 


Mind Meister

当社では要求仕様などはConfluenceDraw.ioを使ったりスクショを貼り付けながら作成し、外部・機能設計などについてはマインドマップで書いています。不必要なドキュメントは作成しないスタイルです。(時にはGoogleSpareadSheetなども使用します)

マインドマップならば、画面イメージ以外はほぼ直感的に表現できます。当社ではフロントエンドとバックエンドで担当者が違いますので、機能ごとに1つのマインドマップにインターフェースやフロント・バックそれぞれの仕様を記述しています。MindMeisterは同時編集やコメントの通知などが可能なので、必要な人とリアルタイムでレビューが可能です。

他にもFreeMindやXMindなど色々試しましたが、コラボレーション機能の充実度、ショートカットキーなどの操作性、GoogleDriveに保存できることからMindMeisterを採用しています。

 


Draw.io

フローや画面イメージなどは以前はExcelに画像を貼り付けたり、シェイプで描画していましたが、今はDraw.ioで書き、それをConfluenceのページに貼り付けています。モバイルアプリやWebサイトのワイヤーフレームなども書いています。

Draw.ioは無料でUMLやネットワーク図、ワイヤーフレームなどが掛けますし、GoogleDriveに保存できます。Cacooなどもありますが、無料でここまで利用できるのは探した限りDraw.ioだけでした。

 


Trello

タスクをカンバン形式で管理できるタスク管理ツールです。とにかく使いやすいです。以前はプロジェクトのタスクを管理していましたが、カード(課題)が増えると見づらくなるため、それらはJIRAに移行し、営業状況や経営方針や雑務などは引き続きTrelloで管理しています。

 


Chatwork

和製のチャットサービスです。最近ではお客様とのやり取りで主に使っています。テレビ会議機能も優秀で、複数箇所で開催でき、Skypeより断然繋がる印象です。

 


Slack

現在、主流のチャットサービスですが、当社はHipChatに移行してしまったため、お客様や他社とのコラボレーションツールとして使っています。

 


Solvet(ソルベ)

facebookpage

お客様や、他社とはチャットなどで日々のコミュニケーションを取っていますが、タスクや不具合・課題などは埋もれがちなので別で管理したほうがよいです。

Excelで管理したり、Redmineだと導入や運用が難しかったりと支障があるので、こちらのサービスを使っています。課題をカード形式で管理でき、課題ごとにチャットで必要な人と解決まで協議することができます。

恐れながら、実は弊社で開発したサービスです。現在は一部ユーザー様とのβテスト真っ最中でして、近日正式ローンチいたします。

初期ユーザーを以下で募集していますので、ご興味があれば参照ください。

http://solvet.edgeneer.com

 


Heroku

弊社ではバックエンドの構築はRubyOnRails、もしくはMeteorなどのNode.JSを採用しています。自社サービスは基本的にHerokuにStagingとProductionを用意し、画像ファイルなどのストレージはAzure上のサーバーに配置する形式をとっています。

受託案件でもインフラよりも最低限動くものを作りたいという要望があった場合におすすめしています。

 


Microsoft Azure

当社はMicrosoft BizSparkに参加しています。3年間はVisualStudioAzureなどがある程度無償で利用できます。

当社は基本的に自社内に物理サーバーなどを持ちたくないため、クラウド上に仮想サーバーを持つ方針でいます。AWSGoogleCloudPlatformも使っていますが、Bizsparkの恩恵もあるので、開発用DBや本番用ストレージなどはAzureに配置しています。

 


Creww

スタートアップと大手企業をマッチングしてくれるサービスです。大手企業側が面白そうなスタートアップを見つけてコンタクトしてくれます。また、定期的にコラボ企画があるので、マッチすれば出資などの支援を受けるチャンスが広がります。

当社も自社サービスを以下のアカウントで公開していまして、ありがたいことに前述のSolvetに2件ほど、出資のお話をいただけました。

https://creww.me/ja/account/Kenichiro-Tsukada

https://creww.me/ja/startup/solvet

※よろしければ「応援」ボタンを押していただけると嬉しいです。

自社サービスのPRは色々と手法がありますが、Crewwは大手企業にリーチできるので違った意味で効果があると思いました。

 


Sublimetext

当社では、RubyやJavascriptの開発が多いため、IDEは特に使用していません。みんなSublimetextに好みのプラグインを入れて使用しています。

 


最後に

いかがでしたでしょうか。用途に併せて複数のサービスを組み合わせていくことは必要ですが、なるべく数を減らしたいですよね。当社としては、その結果、Atlassian製品寄りとはなってしまいましたが、アジャイル開発や色々なプロジェクトが同時に動くチーム・企業にはおすすめの構成だと思います。もしご質問等がありましたらコメント欄などにいただければ可能なかぎりで回答させていただきます。

当社は10人に満たない会社ですが、成長に合わせて良いサービスを組み替えていくつもりです。その際はまたご紹介できればと思います。一部、PRも入っており恐縮ですが、起業したての経営者の方、CTO、少しお金が掛けられるようになったチームなどのひとつの参考になれば幸いです。

About The Author
k.tsukada Edgeneer LLC. のCEO。 ITベンダー数社を経験し、Edgeneer LLC . を立ち上げる。

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